抗がん剤治療後に髪が元通りにならない?髪質変化・発毛の実態と対処法

はじめに:抗がん剤治療後の髪について

抗がん剤治療後に「髪が元のように戻らない」と感じている方は少なくありません。

髪がチリチリになったり、クセが強くなったり、以前より薄く感じたり。

この記事では、実際のデータに基づき、髪の変化の現状やケア方法を紹介します。

 


1. 抗がん剤治療後に髪が生え変わるのは自然なこと

抗がん剤は、がん細胞と同時に毛根の細胞にも作用するため、一時的に脱毛が起こります。

治療終了後は徐々に発毛が始まりますが、髪質が変わるのはよくあることです。

 

毛根イラスト


2. 抗がん剤治療後にどれくらいの人が髪質の変化を経験しているのか

■ 髪質の変化を経験した割合

以下は、乳がん経験者を対象にしたアンケート調査

(がん研有明病院や国内支援団体などの公開情報)

を元にした推定です:

  • 髪が「チリチリ・縮毛状」に生えた: 45〜55%

  • くせ毛になった: 30〜40%

  • 髪が細く・柔らかくなった: 20〜30%

  • 以前のような毛量に戻らなかった: 15〜20%

  • まったく発毛しなかった: 5%未満

※症状の出方や回復には個人差があります。

 


3. 抗がん剤治療後に髪質が変わる理由

■ 毛母細胞のダメージ

抗がん剤は細胞分裂が活発な毛母細胞にもダメージを与えるため、

毛質が変化しやすくなります。

 

■ ホルモン療法の影響

乳がんなどの治療後、ホルモン療法を続ける場合、

エストロゲンの低下により髪が細くなることも。

 


4. 抗がん剤治療後に髪が戻るまでの時間と回復の傾向

多くの方が半年〜1年ほどで発毛を実感しますが、

完全に元通りになるには2年以上かかる方もいます。

 

まれに「毛質は戻らなかった」と感じる方も。

 


5. 抗がん剤治療後の髪の変化とどう向き合う?

■ ケア方法

  • 低刺激のシャンプー・頭皮ケア

  • 頭皮マッサージによる血流促進

  • 医療用ウィッグの活用で安心して外出

 

■ 心のケアも大切

髪の変化は見た目の問題だけでなく、心にも影響します。

 

不安や落ち込みを感じたときは、

医療者やピアサポートを頼ることも大切です。

 

重なる手

 


まとめ

抗がん剤治療後の髪質の変化は、実に多くの方が経験しています。

 

時間の経過と共に改善されることも多いですが、

完全に元通りにならないケースもあります。

 

大切なのは「今の自分に合ったケア」を選び、

焦らずに向き合うこと。

 

必要であれば部分ウイッグなどの選択肢も心強い味方になります。

 

 

髪が細く柔らかくなり、紫外線による頭皮の荒れ

円形脱毛症など、治療後の悩みも多かったのですが

今は部分ウィッグで、オシャレも楽しめています!

 


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普段着になる医療用ウィッグ・部分ウィッグ - 髪を着る。

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