乳がんで乳房を失い、その後予防切除まで①
遺伝性乳がん卵巣がん症候群
私は、姉が乳がんに罹患して、のちに遺伝性乳がん卵巣がん症候群と判明。その後に私自身も遺伝学的検査を受けて遺伝性乳がん卵巣がん症候群とわかりました。
なので、ある程度の覚悟はしていたつもりでしたが、会社の人間ドッグで「要精密検査」となった時は、気が気じゃありませんでした。私も乳がんなのか?
早く精密検査を受けたいような、でも現実を受け入れるのが怖いような、とてもフワフワした期間を過ごしました。
精密検査で乳がんが確定
実は人間ドッグの後の精密検査では、乳がんとは判明しませんでした。まだわからない状態。でも針を刺して生検するほどでもない状態。なので、1年後にまたしっかり検査しましょうとなっていたのでした。
しかし偶然にも精密検査の数日後に「遺伝性乳がん卵巣がん症候群」と判明し、1年後の予定だった検査が半年後に繰り上げとなったんです。
そこで半年後に再検査を受けました。その結果、生検をするまでもなく「癌だと思います」と。
MRIの画像は、素人の私が見ても「あっ」と思わず声が出てしまうものでした。半年前はわからない状態だったのに、半年後の今は素人でもわかる状態。
石灰化がぶわっと胸全体に広がっていました。
私は、幸運だったと思います。そう思うようにしています。
もし遺伝子学的検査を受けていなかったら、、、
半年後じゃなく1年後だったら、、、
選択肢は全摘のみ=乳房を失う
遺伝性乳がん卵巣がん症候群だったので、選択肢は限られていました。普通の人よりリスクが大きい。いろいろと学んではいたのですが、いざ自分の事となると納得しがたい、、、頭では理解していても、感情が、気持ちが、追いつきませんでした。
何とかして残せないだろうか?方法はないだろうか?
そんな事ばかり考えていました。「がん」ということから現実逃避していたのかもしれません。もしくは受け入れることを拒否していたか、、、
結果は、乳頭・乳輪も残せませんでした。
私はほぼ1カ月、毎日電車を一駅前で降りて、家まで約1時間泣きながら歩きました。40分泣いて、20分で落ち着かせて、、、
そんな私が残った乳房を、健康な乳房を予防切除する決断をすることになります。
また次回に。
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